Vim のモード
この章では Vim のいくつかのモードを紹介します。ノーマルモード、挿入モード、 ビジュアルモードは前の章でも登場しました。ほかにも行ビジュアルモード、 コマンドラインモード、Ex モードなどがあります。各モードは目的とキーマッピングが 異なります。
ノーマルモード
ノーマルモードは Vim のデフォルトで、最もよく使うモードです。このモードでキーは Vim コマンドとして働きます。たとえば h、j、k、l、w、b、0、$、 gg、G、dd、yy、p、u などです。カーソル移動、削除、コピー、貼り付け、 取り消しなどを実行します。第 1 章で紹介した内容を復習できます。
挿入モード
挿入モードは Vim で最もよく使うモードの一つで、テキストへ内容を挿入します。 ノーマルモードで i を押すと入り、Esc を押すと終了します。
I、a、A、o、O、r、R などでも挿入や置換を開始できます。現在位置の 前後へ内容を挿入したり、現在行の上下に新しい行を作ったりします。
i現在位置の前から挿入I現在行の先頭から挿入a現在位置の後ろから挿入A現在行の末尾から挿入o現在行の下に新しい行を挿入O現在行の上に新しい行を挿入r現在位置の文字を置換REscを押すまで現在位置から文字を連続して置換
現在の文書でこれらのキーを試してください。
ビジュアルモード
ビジュアルモードも Vim でよく使うモードの一つで、テキストを選択します。 ノーマルモードで v を押して入り、j、k、h、l などの移動操作で範囲を 選び、Esc で終了します。
次のコードブロックの
{または}にカーソルを置き、vでビジュアルモードへ 入ってから%を押し、コードブロック全体を選択してください。
const bio = () => {
console.log("自由が人々を導く。");
console.log("· Why so serious? ·");
};v のほかに、V で行ビジュアルモードへ入り、行全体を選択できます。Ctrl-v で 矩形範囲を選択する矩形ビジュアルモードへ入ります。
コマンドラインモード
ノーマルモードで : を押すとコマンドラインモードへ入り、Esc で終了します。 :w、:q、:wq、:e、:set、:help などの Vim コマンドを実行できます。
詳しくは公式ドキュメントを参照してください。
Ex モード
ノーマルモードで Q を押すと Ex モードへ入ります。w、q、wq、e、set、 help などを入力し、Enter で実行できます。
vi コマンドで Ex モードを終了できます。q を実行すると Vim 自体を終了します。
その他の Vim コマンドは公式ドキュメントを参照してください。
その他のモード
ほかにも置換モード、選択モード、プロンプトモード、端末モードなどがあります。 それぞれ目的とキーマッピングが異なるため、ここでは個別に紹介しません。